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世界基準のコーチングスキルを証明する資格で、国際コーチ連盟が発行している「ICF資格」について紹介します。
ICFとはInternational Coaching Foundation(国際コーチ連盟)のことをいい、世界基準のコーチングスキルに関する資格を発行する機関です。
そのICFが発行する資格のことを「ICF資格」といいますが、コーチング実績などの条件によって3段階の資格に分かれています。
8人以上のクライアントと最低100時間のコーチングなどの実績を有する者が取得できる、経験を積んだコーチのための資格です。
3種類のICF資格の中では最も難易度の低い資格となっています。
25人以上のクライアントと最低500時間のコーチングなどの実績を有する者が取得できる、国際的に認められた実績豊かなコーチのための資格です。
必要なトレーニング時間もACCに比べると長く、より取得難易度が上がるICF資格です。
PCCを取得できる日本の資格として、下記の資格があります。
・TCAAC(東京コーチング協会)
・CPCC(CTI)
・認定プロフェッショナルコーチ(コーチエイ)
・日本コーチ連盟認定プロフェッショナル・コーチ(日本コーチ連盟)
35名以上のクライアントと最低2,500時間のコーチングなどの実績を有する者が取得できる、国際的に認められた熟練のプロフェッショナルなコーチのための資格です。
3種類のICF資格の中では最高の難易度を誇る資格で、200時間もの専門トレーニングを修了する必要があります。
ICFが行った調査によると、認定資格を持つコーチは中東・アフリカを除く世界中で非認定コーチよりも高い収入を得ていたそうです。
また、ICF認定資格を持つコーチのクライアントは、コーチとの経験に満足したため他社に対してもコーチを勧めることが多いという統計が出ており、2010年に実施された当該調査においてはコーチングを経験した84%の成人が「コーチが資格を保持していることは重要であった」と報告されています。
参考元:ICF JAPAN HP(https://icfjapan.com/post/credentials/510)
それらを踏まえた、ICF資格を持つメリットとしては次の2点であると考えられます。
実際にコーチを受けるクライアントの84%が重要であると感じているように、ICF資格を保持しているか否かはコーチ選択の際にも影響を与えることが考えられます。
クライアントから見ると、ICF資格を保持していることがそのコーチのスキルを担保しているということでしょう。
ICF資格を取得するためには多くの勉強やトレーニングが必要になります。
コーチング実績も要件に含まれているため、実績と学習の両面からコーチングに必要なスキルを身に着けることができます。
日本国内でコーチングを教えている講師がもつ資格の中で、その【コーチング実績主義】でどこよりも厳しい取得基準をもつ国際コーチング連盟(ICF)資格。特に上位資格をもつ講師なら、経験値や高い指導レベルにあると言えます。
①ICF資格をもつ講師が教えている②ICF資格取得認定コースである③コーチ養成が主目的の講座である
以上の条件をクリアしているコーチングスクールをピックアップいたしました。
※選出条件:「コーチングスクール」でGoogle検索して10ページまでに表示されたコーチング会社・協会の中で、IFC認定コーチが在籍しており、体験コースを実施しているスクールをピックアップしています。(2023年5月24日時点)
国際コーチング連盟認定資格の取得条件は下記の通り
MCC 専門トレーニング:200時間修了/コーチング実績35名以上最低2,500時間(有料2,250時間含む)
PCC 専門トレーニング:125時間修了/コーチング実績25名以上最低 500時間(有料 450時間含む)
ACC 専門トレーニング: 60時間修了/コーチング実績 8名以上最低 100時間(有料 75時間含む)