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コーチングを勉強しようと思うきっかけは、人によりさまざまです。例えば話すのが苦手だけれど接客業に必要でコーチングを勉強したら、実は聞くこともコミュニケーションの一部で、それにより信頼関係を築けるようになった方も。また、仕事の頼み方も話し方や言葉の表現一つで相手が理解して引き受けやすい説明ができるようになるなど、生徒さんは新しい発見をしています。さらに多くの生徒さんに共通しているのが、コーチングを学ぶまでは自分が情報を得るための質問がいかに多かったかということ。これがコーチングを学ぶと、相手の考えを引き出すような質問ができるようになるのです。クライアントの立場に立った考え方ができるようになると、コーチとしての一歩を踏み出したと言えるでしょう。
そして大切なのは自分がどのようなコーチングを学びたいかです。目的別や講師との相性など、同じ目的の在校生や卒業生の感想などを参考にするとスクール選びもしやすいでしょう。
コーチングの勉強は、基礎から応用まで長い道のりをコツコツと歩んでいきます。最初は包括的なコーチングを学びますが、次第に自分の専門分野を活かしたコーチングを選択していく場合が多いでしょう。
人生という大きなスケールで考えていくライフコーチング、ビジネスシーンで需要の高いビジネスコーチング、技術面だけでなく精神面のケアも考えていくスポーツコーチングなど、それぞれの経験を積んでその分野に強いコーチとなっていきます。仕事で使うとしても、例えば高校生ぐらいまでの学生が相手ならライフコーチングが有効です。就職を控えた専門的な指導が必要なクライアントには、ビジネスコーチング的なアプローチが活きる場面もあります。
そのためにも基礎を学ぶ段階から、自分はどのようなコーチになりたいか、どのような人たちに寄り添ってどのような結果を出していきたいか、その人たちはどのようなメンタリズムを持っているのか、そのためにはどのようなコーチングを学べば良いのか?をイメージしておくと良いでしょう。クライアントのメンタリズムを考慮したコーチングなら、より適切な成果につなげることが可能です。
せっかく期待を大きくして勉強を始めたスクールでも、学んで行くうちになんだか合わないなと感じることもあるでしょう。同じスクールでも講師によって伝え方が異なる故に相性が合わないと悩んだり、自分の専門性が違うことに気付いたり、本当にこれでいいのかと漠然的な疑問があったり。そんな時にはどうすれば良いでしょうか。
真っ先に転校先のスクールを探し始めるのではなく、そこはせっかくコーチングを学んでいるのですから、セルフコーチングで自問自答するのをおすすめします。そうしていくうちに、スクールを変えたいと思った本当の理由が見えてくるでしょうし、熟考する過程を経験するのもコーチになる上で重要なスキルとなります。
日本国内でコーチングを教えている講師がもつ資格の中で、その【コーチング実績主義】でどこよりも厳しい取得基準をもつ国際コーチング連盟(ICF)資格。特に上位資格をもつ講師なら、経験値や高い指導レベルにあると言えます。
①ICF資格をもつ講師が教えている②ICF資格取得認定コースである③コーチ養成が主目的の講座である
以上の条件をクリアしているコーチングスクールをピックアップいたしました。
※選出条件:「コーチングスクール」でGoogle検索して10ページまでに表示されたコーチング会社・協会の中で、IFC認定コーチが在籍しており、体験コースを実施しているスクールをピックアップしています。(2023年5月24日時点)
国際コーチング連盟認定資格の取得条件は下記の通り
MCC 専門トレーニング:200時間修了/コーチング実績35名以上最低2,500時間(有料2,250時間含む)
PCC 専門トレーニング:125時間修了/コーチング実績25名以上最低 500時間(有料 450時間含む)
ACC 専門トレーニング: 60時間修了/コーチング実績 8名以上最低 100時間(有料 75時間含む)