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組織力の強化は、社会変化が激しくなっている時代に取り組むべき課題として多くの企業が注目しています。しかし、取り組みを始めても思ったように組織力が高まっていかず、煮詰まっている企業も多いです。そこで注目するべきが「コーチング」です。この記事では、組織開発におけるコーチングの役割と重要性、コーチングのポイントを紹介します。
コーチが対話を通して相手の内面に隠れている答えや相手の持つ可能性を引き出す取り組みのことをコーチングといいます。コーチからさまざまな質問・提案を行い、相手が自分自身で気づけるように導くのもコーチの役割です。
そもそも組織開発が上手くいかない要因は、個人の協調性や信頼性、リーダーシップ、モチベーションなどが不足していることが関係しています。これらを解決するために、コーチングが必要です。
組織開発におけるコーチングには、ポイントがあります。
相手が何を考えているかわからない…という状態だと、組織開発は平行線をたどったままです。コーチングはコミュニケーションの円滑化に役立つため、コーチングによってしっかりと相手の話に耳を傾けることで相手から信頼が得られれば、今まで話しづらかった悩みや不安も話してもらえるようになるでしょう。信頼関係の構築は組織開発を成功させるうえでまず改善するべき課題です。コミュニケーションが円滑なチームは、お互いに意見を出し合ってより良いチームへと変わっていくはずです。
組織のリーダーを育成したい、というときにも、コーチングは活用できます。いわゆる自立型人材の育成を目的としましょう。上司の指示を待つことなく自分で考えて行動できる人材が増えれば、よりスピーディーにビジネスが進められます。
コーチングで成功するためには、コーチの能力が何よりも大切です。コーチングで必要なスキルは、傾聴・質問・承認の3つのスキルです。より詳しく3つのスキルを見ていきましょう。
相手を認め、相手に寄り添いながら、自分自身で気づきが得られるように導く…というのは、なかなか難しいものです。自然にできている人は少ないでしょう。
3つのスキルはコーチング研修や資格取得で学ぶことができます。また中には、外部のコーチに依頼するという方法を選択している会社もあります。
コーチングをしても、成長意欲がない・常に受け身の姿勢を崩さないという人には、コーチングが適していません。そもそも本人のモチベーションや向上意欲を高めなくてはならないからです。
そもそもコーチングが適しているかどうかを考えたうえで始めるようにしましょう。
コーチングは組織力を高めるために有効な方法です。3つのスキルを基本として、対象となる相手の性格に合わせながら、組織開発のためにコーチングを利用しましょう。自律型人材の育成ができれば、ビジネスもスピード感をもって進めていけるはずです。
以下ページでは、コーチングの基礎知識を紹介しています。これからコーチングを取り入れたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
日本国内でコーチングを教えている講師がもつ資格の中で、その【コーチング実績主義】でどこよりも厳しい取得基準をもつ国際コーチング連盟(ICF)資格。特に上位資格をもつ講師なら、経験値や高い指導レベルにあると言えます。
①ICF資格をもつ講師が教えている②ICF資格取得認定コースである③コーチ養成が主目的の講座である
以上の条件をクリアしているコーチングスクールをピックアップいたしました。
※選出条件:「コーチングスクール」でGoogle検索して10ページまでに表示されたコーチング会社・協会の中で、IFC認定コーチが在籍しており、体験コースを実施しているスクールをピックアップしています。(2023年5月24日時点)
国際コーチング連盟認定資格の取得条件は下記の通り
MCC 専門トレーニング:200時間修了/コーチング実績35名以上最低2,500時間(有料2,250時間含む)
PCC 専門トレーニング:125時間修了/コーチング実績25名以上最低 500時間(有料 450時間含む)
ACC 専門トレーニング: 60時間修了/コーチング実績 8名以上最低 100時間(有料 75時間含む)