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コーチングの技術を身に着けたいと思ったとき、どのようなスキルが必要になるのかを考えるのではないでしょうか。そこで本記事では、コーチングに必要な基本スキルについて解説していきます。
コーチングの基本スキルには、主に以下の4つがあります。それぞれにどのようなスキルが必要かをひとつずつ解説していきます。
「傾聴」は「相手の話を聞く」というイメージがありますね。もちろん話を聞くのはそのとおりなのですが、ただ聞くだけではなく、相手に「自分はあなたの話をきちんと聞いている」ということを伝えられるような聞き方をすることが重要になります。そして、傾聴しながら相手からさまざまな気持ちや言葉を聞き出すことも、傾聴スキルのひとつです。相手が「これを話そう」と決めていても、さらにそこからプラスアルファの気持ちや意見を聞くことがコーチングに欠かせない要素だからです。
コーチングをする上で「質問」は欠かせません。ただし、このときの質問はコーチ自体が何かを知りたくて質問するのではなく、コーチングを受けている人が自分に対して新たな気づきを得るためにコーチが質問するという感覚です。また、質問をして返ってきた回答をロジカルに分析する能力も必要となります。
承認は、相手を認めるということはもちろんですが、その人の何がよかったのか、どんな風に素晴らしいのかが伝わりやすい承認が重要です。このとき、さらなる課題を与えられてよりモチベーションが上がる人と、「とにかくここは褒めるだけにしてほしい」という人で分かれますので、相手のパーソナリティーを理解したうえでの承認方法を選ぶ必要があります。
コーチングにおける要望は、コーチングを受けている人が自分の殻から抜け出ることができるような要望を与えることがマストです。相手に「何かをしてほしい」という要望ではなく、背中を押すような要望ができると、コーチングを受けている人は前向きに新たなチャレンジができ、自分を成長させることができます。
普段から人の話をよく聞きこの人の気持ちをより引き出すためにはどんな聞き方をすればいいのかを意識します。「相手のことをもっと知りたい」という気持ちで聞くこともポイントです。
人とコミュニケーションを取っているときに、積極的にいろいろな質問をしてみましょう。話を聞いて相手をより理解することは、質問はもちろん傾聴のトレーニングにもつながります。
コミュニケーション相手を自分の心で認めたうえで、褒めるように意識します。相手が納得している様子、満足している様子になったことを確認できるように練習してみましょう。
要望は自分の要望を伝えることでは練習になりません。迷っている人に「こうしてみなよ」と背中を押すようなアドバイスをするように心がけてください。
独学でコーチングスキルを身に付けようとする人も多いですが、コーチングは自分の主観で行うべきものではないため、第三者の視点から学ぶためにもスクールに通うことが望ましいです。スクールに通えばいろいろな人のコーチングを耳目に触れることができますし、生徒同士、もしくは講師とロールプレイングができるなど、独学では得られない学習が可能です。
以下の記事では、数々のコーチングスクールをご紹介しています。スクール探しにぜひ活用してください。
本記事では、コーチングに必要なスキルについて解説しました。ほかにも、以下のページでコーチングの基礎知識を解説しています。コーチングを学びたい人はぜひ目を通してみてくださいね。
日本国内でコーチングを教えている講師がもつ資格の中で、その【コーチング実績主義】でどこよりも厳しい取得基準をもつ国際コーチング連盟(ICF)資格。特に上位資格をもつ講師なら、経験値や高い指導レベルにあると言えます。
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国際コーチング連盟認定資格の取得条件は下記の通り
MCC 専門トレーニング:200時間修了/コーチング実績35名以上最低2,500時間(有料2,250時間含む)
PCC 専門トレーニング:125時間修了/コーチング実績25名以上最低 500時間(有料 450時間含む)
ACC 専門トレーニング: 60時間修了/コーチング実績 8名以上最低 100時間(有料 75時間含む)