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組織の人材育成に欠かせないコーチングは、さまざまな職場で需要が拡大しています。そんなコーチングのプロになると、どの程度稼げるようになるのでしょうか。この記事ではコーチングのプロの年収相場をご紹介し、年収を上げるコツを解説します。
コーチングのプロの中でも稼いでいるのはベテラン型のコーチです。年収の目安は1,000万以上になります。コーチングを本業とし、豊富な経験と高いスキルがあります。古くからコーチングに携わっているためオフラインでの人脈があり、集客活動を行わなくても依頼が集まるのが特徴です。
ほかの事業を展開しながら、副業で稼ぐ兼業型コーチもまた年収の相場は高く、年収の目安は1,000万円以上になります。コーチング以外の事業のクライアントが、そのままコーチングの顧客になる例が多く、集客の必要がないのが特徴です。
特にコーチング事業を始める前に、別のビジネスを展開していた場合は、コーチング事業の売り上げが安定しやすい傾向にあります。
専門特化型のコーチングは、特定の分野でプロとして活動します。分野によって差がありますが、難易度の高い分野のコーチであれば年収1,000万円を超えることも夢ではありません。
コーチ自身が必要とされる分野で、需要のあるスキルを持っていることが重要です。必要とされる商品をつくることができなければ、稼ぐのは難しいでしょう。
雇われプロ型は、集客や営業を行わないタイプのコーチです。卒業したスクールや仲介業者の紹介で稼ぐことが多いです。雇われプロ型は手数料を取られるため、年収1,000万円には届きません。平均的なサラリーマンの年収よりも低いケースもあります。
コーチングスクールを卒業し、晴れてコーチを名乗るようになったものの、集客・営業をせず顧客もいない名ばかりのコーチも残念ながら存在します。ブログやSNSなどのツールを使って発信はしているものの、専門性はなくビジネススキルがないため、お小遣い程度の収入に留まるケースが多いでしょう。
コーチングスクールを修了したら、ビジネスとして成功できるように早めに集客スキルを身に付けましょう。
前述した5つの型のコーチのうち、アマチュア型が8割以上を占めているといわれています。つまり、ほとんどのコーチが思うように稼げていないことになります。しかし、きちんとポイントをおさえれば、コーチング業で稼ぐことは可能です。ここでは、コーチング業で年収を上げるために大切なポイントやコツをご紹介します。
コーチングスクールに通うと、コーチングができるようにはなるでしょう。しかし、コーチングができるからといって、「必ずしも稼げるわけではない」と理解することが大切です。コーチングする相手、つまり顧客がいなければ成り立たない事業です。コーチングを学ぶと共に集客方法・営業方法を身に付けるようにしましょう。
漠然と「稼げるようになりたい」という目標を掲げただけでは稼げるようになりません。具体的な目標額を明確にすることが大切です。目標額が決まると、やることが明確になります。目標をいつまでに達成するかを考え、逆算して必要なプランを立てていきましょう。
プロとして稼いでいくために欠かせないのが集客です。おすすめの集客法はwebを活用した情報提供です。SNSやブログ・YouTubeなどを利用し、見込客や既存客に価値のある情報を提供しサービスを購入してもらうように努めましょう。
webを使った集客を行うには、webマーケティングを学ぶことが必要です。webマーケティングとは、ひと言でいうと、webサイトにより多くの見込み客を集めて、webサイト上に掲載されている商品やサービスなどの購入を促すための活動のことを指します。
コーチングスキルを上げることも、年収を上げる方法のひとつです。セミナーへの参加や関連資格の取得など、自己投資は積極的に行うと良いでしょう。専門的なスキルを身に付け、ほかのコーチと差別化が図れれば、クライアントも増え年収アップにつながります。
コーチングのプロの年収相場を働き方・タイプ別にご紹介しました。ベテラン型・兼業型・専門特化型のコーチは、年収1,000万円以上を稼げる一方で、雇われプロ型・アマチュア型のコーチの年収は高くありません。コーチング業で成功したければ、目標をはっきりさせてお客さま目線でビジネスを行うことが必要不可欠です。また、必要に応じて正しい自己投資を行うことも必要です。
このサイトでは、コーチング業で活躍するために取得をおすすめする資格をご紹介しています。コーチング業で働きたい・コーチとして稼げるようになりたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
日本国内でコーチングを教えている講師がもつ資格の中で、その【コーチング実績主義】でどこよりも厳しい取得基準をもつ国際コーチング連盟(ICF)資格。特に上位資格をもつ講師なら、経験値や高い指導レベルにあると言えます。
①ICF資格をもつ講師が教えている②ICF資格取得認定コースである③コーチ養成が主目的の講座である
以上の条件をクリアしているコーチングスクールをピックアップいたしました。
※選出条件:「コーチングスクール」でGoogle検索して10ページまでに表示されたコーチング会社・協会の中で、IFC認定コーチが在籍しており、体験コースを実施しているスクールをピックアップしています。(2023年5月24日時点)
国際コーチング連盟認定資格の取得条件は下記の通り
MCC 専門トレーニング:200時間修了/コーチング実績35名以上最低2,500時間(有料2,250時間含む)
PCC 専門トレーニング:125時間修了/コーチング実績25名以上最低 500時間(有料 450時間含む)
ACC 専門トレーニング: 60時間修了/コーチング実績 8名以上最低 100時間(有料 75時間含む)